天才の名をほしいままにする『岡村靖幸』のコラボに注目
孤高のシンガーソングライター 岡村靖幸
1965年生まれ、兵庫県出身のシンガーソングライター。
ニックネームは「岡村ちゃん」。
80年代後半から90年代はじめに活躍
19歳のころから作曲家として渡辺美里、吉川晃司、鈴木雅之などに楽曲を提供。
その後、1986年12月1日にシングル「Out of Blue」でデビュー。
1988年、「イケナイコトカイ」「だいすき」などのスマッシュヒットを量産し、楽曲の言語やリズムのセンスが話題に。
1990年にも、今でも人気の楽曲「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」「カルアミルク」などをシングルとしてリリース。
R&Bやソウルなどのブラックミュージック、ロック、ポップス、歌謡曲など、さまざまなジャンルを吸収、昇華させたメロディ、アレンジは、グルーヴィーかつファンキーで変幻自在。
青春や恋愛を描いた、ときに赤裸々な歌詞が多くのファンからの支持を得ました。
またレコーディングでは、ほぼ全ての楽器を自ら演奏しているというマルチプレーヤーぶりも発揮しています。
1990年代半ばより、スローな活動に
1990年代半ば以降は、メディア作品リリースのペースがスローになり表舞台から姿を消した時期もありましたが、楽曲提供やプロデュース活動は継続。
2004年には「禁じられた生きがい」以来、約9年ぶりのアルバム「Me-imi」をリリースし全国ツアーも実施。
2011年の本格再始動後は、コンスタントに作品を発表
2013年10月2日、シングル「ビバナミダ」リリース。
2016年にはアルバム「幸福」をリリース。
そして、2015年に刊行された2冊の書籍も読みごたえありです。
岡村靖幸『あの娘と、遅刻と、勉強と』
雑誌「TV Bros.」での連載対談の書籍化。
本書の中で彼は、矢野顕子や大貫妙子などのミュージシャンから荒俣宏、水道橋博士まで、さまざまな分野の第一線で活躍する17人の表現者たちと熱く語り合っています。
岡村靖幸 結婚への道
結婚したことのない岡村靖幸が、結婚をテーマに32人の著名人と対談したファッション誌「GINZA」での連載が書籍化されたもので、彼のインタビュアー的な側面も垣間見れる一冊です。
そんななか、近年の数々のコラボ作品に注目
2013年 岡村靖幸 w 小出祐介「愛はおしゃれじゃない」
小出祐介(Base Ball Bear)とのコラボシングル「愛はおしゃれじゃない」。
本作は表題曲と「ラブビデオ」の2曲が収録。
2012年に Base Ball Bear の楽曲「君はノンフィクション」のアレンジ&プロデュースを務めたことをきっかけに制作した楽曲で、岡村は作曲、演奏、アレンジ、プロデュース、小出は作詞を担当しています。
2015年 木津茂里×岡村靖幸「東京音頭-TOKYO RHYTHM」
岡村靖幸と民謡歌手の木津茂里によるコラボシングル「東京音頭」。
木津のアルバム「SHIGERI BUSHI」に収録されていたものを、岡村プロデュースにより新しいアプローチでリカバーした作品。
岡村がほとんどの楽器の演奏を担当し、木津がボーカルをつとめています。
2017年 DAOKO × 岡村靖幸「ステップアップLOVE」
女性ラップシンガー DAOKO のシングル「ステップアップLOVE」に収録。
作編曲、プロデュースを岡村靖幸が担当し、作詞は岡村と DAOKO が共同で手掛けている作品です。
Perfumeや、BABYMETALらの作品で知られる MIKIKO が振り付けを担当したミュージックビデオに出演、DAOKOとダンスバトルを繰り広げ相変わらずキレの良いダンスを披露しています。
2018年 KICK THE CAN CREW 「住所 feat. 岡村靖幸」
KICK THE CAN CREW が、岡村靖幸とのコラボ楽曲「住所feat. 岡村靖幸」を8月29日にリリース。
約15年ぶりのシングルとなる”LOVE”をテーマにした今作は、作詞をKREVA、LITTLE、MCU、岡村靖幸、作曲をKREVAが担当しています。
4人で歌うシーンも見どころのミュージックビデオは、双方のファンを魅了する作品に仕上がっています。
最後のこのハイタッチのところがなんともイイよなー😊
— しょーだ (@shoudaman) August 10, 2018
KICK THE CAN CREW 「住所 feat. 岡村靖幸」Music Video https://t.co/zJLxnAoeNQ pic.twitter.com/ItPnWr6t50