Weezer もカバー!a-ha の名曲「Take On Me」を聴き比べたい
1985年のヒット曲「Take On Me」
モートン・ハルケット(Vo)、ポール・ワークター(G)、マグス(Key)によるノルウェー出身の3人組で、1982年に結成されたシンセ・ポップ・バンド a-ha 。
1985年には、彼らの最大のヒット曲でもある「Take On Me」(テイク・オン・ミー)で全米1位を獲得しました 。
同曲のミュージック・ビデオは、実写とロトスコープを活用したアニメーションが斬新で、MTVでヘビーローテーションで流され、1986年の MTV Video Music Awardsでは6部門を受賞するなど話題をさらいました。
さまざまなアーティストにカバーされる「Take On Me」
REEL BIG FISH (リール・ビッグ・フィッシュ)
1992年アメリカで結成されたスカコアバンド REEL BIG FISH。
1998年に発表された同曲はスカコアバンドらしく軽快なホーンセクションとパンクっぽい疾走感が心地よいサウンドになっており、コメディー映画『ベースケットボール 裸の球を持つ男』の挿入歌に起用されています。
A1(エーワン)
A1 はイギリスとノルウェー出身の男性4人組のヴォーカル・グループ。
2000年の 2nd アルバム『THE A LIST』をリリース。近未来をイメージしたMV同様のサウンドアレンジと彼らの歌声がが前面に押し出された収録曲の「テイク・オン・ミー」は、全英1位のヒットとなりました。
Pentatonix(ペンタトニックス)
2011にアメリカで結成されたア・カペラ・グループ Pentatonix 。
抜群のコーラスワークで、”聴かせる”Take On Meになっています。
Pitbull(ピットブル)
こちらは、カバーではなくサンプリングで使われているパターンですが、当時若い人のなかにはこの楽曲で知ったという声も聞かれました。
アメリカ出身のラッパー/歌手の Pitbull。
2013年に発表された「Feel This Moment ft. Christina Aguilera」は、女性歌手 Christina Aguilera(クリスティーナ・アギレラ)をフィーチャーしたパーティーチューンで、Take On Me をサンプリングしています。
MXPX
ほかにも、パンク/メロコアバンド MXPX のパンク・ロック調なカバーなども知られています。
木村カエラ
日本人のミュージシャンでは木村カエラなどがカバーしています。
Weezer(ウィーザー)
そんななか、2019年にオルタナティヴ・ロックバンド Weezer も参戦。
奇抜なアレンジのない聴きやすいストレートなカバーになっています。
ミュージックビデオは、1980年代半ば当時が再現されたセットで撮影されており、Weezer に変わって登場する人物の服装や髪形、さらには楽器などの機材までレトロ感満載。またロトスコープも使われるなど原曲へのオマージュも感じられます。
The camcorder caught it all 📹 https://t.co/Lwh2HptnR8 pic.twitter.com/dX3OSBu3Bt
— weezer (@Weezer) February 12, 2019
また、映画『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で知られる俳優フィン・ヴォルフハルトが出演しています。