吉岡聖恵もカバー!米津玄師の代表曲『アイネクライネ』の意味も考察
マルチクリエイター 米津玄師(よねづけんし)
1991年3月10日生まれ、徳島県出身のマルチクリエイター。
2009年より「ハチ」名義でニコニコ動画にボーカロイド楽曲を投稿し「マトリョシカ」をはじめ、数々の人気曲を制作。
2012年より、本名『米津玄師』として活動を開始し、自身の歌声で制作された 1st アルバム『diorama』をリリース。
2018年も人気は右肩上がり
2018年1~3月期のTBSドラマ「アンナチュラル」の主題歌として書き下ろされた楽曲『Lemon』。
ドラマの内容ともリンクする”死”と真正面から向き合った歌詞や世界観も話題を呼び、史上最速で100万ダウンロードを記録。
「NHK 2020応援ソング」プロジェクトに向けて書き下ろした楽曲『パプリカ』もリリースに。
印税は全額「独立行政法人・日本スポーツ振興センター スポーツ振興基金」に寄付されるとのこと。
これらの話題を機に彼の楽曲の掘り起こし現象もみられ、「LOSER」、「ピースサイン」、「灰色と青(+菅田将暉)」などの過去作品がダウンロード、 You Tube 再生数ともに増えており、同時にカラオケでも人気です。
👑DAM上半期カラオケランキング2018👑
— DAM CHANNEL (@DAMch_Official) July 3, 2018
1位に輝いたのは、#米津玄師「Lemon」🍋
「アイネクライネ」「ピースサイン」「LOSER」「灰色と青(+菅田将暉 )」の計5曲がTOP50にランクインする快挙を達成‼️✌️
彼の注目度と人気の高さがうかがえる結果になりました😆✨
TOP50は→https://t.co/nprclPRAkg pic.twitter.com/pc8eXNHVxE
3月には『アイネクライネ』が再生回数1億を突破の話題も
2014年3月31日に公開されたミュージックビデオが、2018年3月の公開から約4年で You Tube 再生回数1億を突破。
企画からイラスト作画、映像編集まで、すべての工程を米津自身で制作したアニメーション作品として知られ、ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2014ミュージックShort部門 シネマチックアワードにノミネートされるなど評価が高い作品です。
本人も記念イラストを投稿
アイネクライネ1億再生ありがとうございます。記念に描きました。これからもよろしくお願いします。https://t.co/qljutOXRdu pic.twitter.com/TlrqaESn0P
— 米津玄師 ハチ (@hachi_08) March 29, 2018
シングルカットされていないもののCM曲に起用
アイネクライネは、米津玄師が2014年4月23日にリリースした 2nd アルバム『YANKEE』の4曲目に収録されている楽曲で、シングルカットはされていません。
しかし同年、東京メトロ"Color your days"CMソングに起用され、彼にとって初タイアップ作品となりました。
ところで『アイネクライネ』の意味って?
アイネクライネ(Eine Kleine)はドイツ語。
『アイネ(Eine)』は、女性形の不定冠詞で、『クライネ(kleine)』は”小さな”を意味する形容詞 klein の女性形。
このことから、『ある小さな(少女)』のように解釈することができる。
アイネクライネと言えば、モーツァルトが作曲したセレナードのひとつや、伊坂幸太郎による小説のタイトルとして『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』という少しながい言葉があるが、こちらは『アイネ(ある)クライネ(小さな)ナハト(夜の)ムジーク(曲)』となります。
そして歌詞の中には
いつまでもいつまでも超えられない夜を超えようと手をつなぐこの日々が続きますように
の一節があるが、主人公の少女がこの物語の結果、夜を超えることができたのでナハトムジークという言葉を省いたという前向きな独自の解釈もできるのではないでしょうか。
そんななか、いきものがかり吉岡聖恵がカバー
2017年より放牧中(活動休止中)の3人組ポップバンド、いきものがかりのボーカル、吉岡聖恵が10月24日にカバーアルバム『うたいろ』をリリース。
吉岡自身が”ソロとして歌いたい”という思いから選曲された11曲が収録され、米津玄師「アイネクライネ」をはじめ、中島みゆき「糸」、ゆず「少年」、スピッツ「冷たい頬」などがカバーされています。
アイネクライネが公式にカバーされるのは初となり、早くもSNSでファンからはどんなアレンジがされているのか楽しみなどの声も聞かれます。