GET UP MUSIC

音楽のまとめ

American Football から Owen へ『マイク・キンセラ』とは

Mike Kinsella(マイク・キンセラ)

1977年3月4日生まれ、シカゴ出身のミュージシャン。

 

ティムとマイクのキンセラ兄弟を中心として、1989年にシカゴで結成されたバンド Cap'n Jazz(キャップン・ジャズ)のドラマーとして12歳からメンバーの一員となり音楽活動を開始。

 

同バンド解散により、兄のティムが1995年に始動させたバンド Joan of Arcでも、ドラムやギターで参加。

 

Mineral(ミネラル)から The Gloria Record(グロリア・レコード)に移行した両バンドのフロントマン、クリス・シンプソンや、The Get Up kids(ゲット・アップ・キッズ)のフロントマンで、アコースティック・ソロ・プロジェクト The New Amsterdams でも活動するマット・プライアー(Matt Pryor)とともに、90年代の emo シーンにおける主要人物のひとり。

 

American Football(アメリカン・フットボール)

 

American Football

1997年に当時大学生だったマイク・キンセラらによって結成され、98年にEPを発表したのち、99年に1stアルバム『American Football』をリリースするも解散。

 

静かにたゆたうような浮遊感と凛とした美しさを感じる、エモーショナルなサウンドが特徴のバンドで、わずか1枚のフルアルバムリリースながら、リリース後、じわじわ新たなリスナーに発見され続け、90年代のエモ/ポスト・ロックが語られる際に名前のあがる名盤です。

 

 

2014年にファン待望の再結成を実現させ、2015年には来日公演も。

 

American Football

 

そして2016年、およそ17年ぶり、またしてもセルフタイトルとなる 2nd アルバム『American Football』をリリース。

 

キンセラ曰く、前作よりも削ぎ落とされ直球なサウンドとのこと。

 

エモ/ポスト・ロックファンにとどまらず、フォーク・ロックファンなど幅広い音楽ファンにも受け入れられる作品となっています。

 

また、日本をテーマにしたミュージックビデオも公開されています。

  

 

Owen(オーウェン)

Owen

 

American Football 解散後、ソロ・プロジェクト Owen として活動を始めたキンセラ。

 

繊細で物憂げ、そしてどこかあたたかく包み込むようなサウンドが特徴です。

 

2001年9月にセルフタイトルの1st アルバム「Owen」をリリース、以降、彼の音楽への造詣の深さが感じられる数々の作品を生み出しています。