The Get Up kids の軌跡とフロントマン Matt Pryor について
Matt Pryor(マット・プリオール)
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— Matt Pryor (@mattpryorsongs) 2016年1月29日
1978年4月28日生まれ、アメリカ出身のシンガー・ソングライター。
90年代のエモ・シーンを代表するロック・バンド「The Get Up kids」のフロントマンであり、ソロ・プロジェクト「The New Amsterdams」やソロ名義「Matt Pryor」としての活動も。
ロック・バンド The Get Up kids 時代
当時、高校生だった Matt Pryor が、1995年にミズーリ州のカンザスシティで仲間と結成した5人組バンド。
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— The FADER (@thefader) May 24, 2018
メンバー
Matt Pryor(ボーカル・ギター)
Jim Suptic(ギター)
Rob Pope(ベース)
Ryan Pope(ドラム)
James Dewees(キーボード)
◆Four Minute Mile(1997)
わずか2日半でレコーディングしたという、彼らの初期衝動が詰まった作品。
粗削りさが前面に押し出され、アルバムジャケットさながらの疾走感あふれるサウンドが魅力です。
◆SOMETHING TO WRITE HOME ABOUT(1999)
BRAID、GRADE、COALESCE、MINERAL、NO KNIFE、JIMMY EAT WORLD、などのバンドとツアーを行い、実力をつけ、サウンドに深みが増した 2nd アルバム。
全体のまとまりのよさなどから、彼らのベストアルバムに挙げられることの多い作品です。
◆On a Wire(2002)
REM などの作品に携わってきた Scott Litt(スコット・リット)をプロデューサーに迎え、これまでの勢いや疾走感が抑えられ、メロディや歌唱重視にシフトした 3rd アルバム。
繊細な表現やポップなアレンジから、彼らの成長や進化が感じられるものの、2nd までのファンからは,賛否両論のあった作品でもあります。
◆Guilt Show(2004)
初期の作品を手掛けたプロデューサー Ed Rose(エド・ローズ)に再び戻り、前作同様のメロディと疾走感を併せ持つ彼らの集大成的なサウンドが聴きごたえありな作品です。
◆Live @ The Granada Theater(2005)
2005年1月には地元で結成10周年ライブの模様を収めた、ベスト盤的意味もあるライブアルバム。
しかし同年7月、この作品を最後に一度解散することになります。
◆There Are Rules(2011)
2010年、突如、自主制作 EP「Simple Science」で復活。
翌年、自主レーベルよりリリースされた、7年ぶりのオリジナル・アルバム。
◆Kicker(2018)
インディーレコードレーベル「Polyvinyl」からリリースされた、現在、バンドが目の当たりにしている日常の断片を描いたという、4曲入りEP。
ソロ・プロジェクト The New Amsterdams
バンドの傍ら始めていたアコースティック・ソロ・プロジェクト。
2000年の「Never You Mind」に始まり、これまで7枚のアルバムをリリースしています。
彼の心象風景を覗いているような、カントリーやフォークなど、音楽のバックグラウンドも垣間見える、穏やかで温かみのあるサウンドに癒されます。
ソロ名義 Matt Pryor
2008年に The New Amsterdams を休止。
同年、初のソロ名義作「Confidence Man」を発表。
以降、2017年のアルバム「Memento Mori」までライブ盤を含め6作品をリリースしています。
ソロ名義ということで、The New Amsterdams をさらにパーソナルにした作品が多く見られ、サウンドからはその時にやりたい音楽を楽しみながらやるという印象を受けます。
Matt Pryor and James Dewees
2013年には、The Get Up kids のキーボード James Dewees と3曲入りEPをリリース。
収録曲「I Can Be So Cold」のスリリングな展開は、2010年代の進化版エモなサウンドです。