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音楽のまとめ

泣けるMVが話題!シンガー・ソングライターLewis Capaldi(ルイス・キャパルディ)とは

Lewis Capaldi(ルイス・キャパルディ)

 

1996年10月6日生まれ、スコットランド出身のシンガー・ソングライター。

9歳でギターを始め、12歳のころから早くも地元のパブで演奏していたとのこと。

 

その後、英国の公共放送局BBCがその年のブレイクが期待されるアーティストを選出する恒例企画として人気の<BBC Sound of 2018>で、16組のアーティストの中にリスト入りを果たしました。

 

批評家やエディタなど音楽関係者の投票によって有望な新人アーティストを選出するもので、過去にAdele(アデル)やSam Smith(サム・スミス)などが1位に選ばれおり注目度が高い企画です。

 

そしてワン・ダイレクションのナイル・ホーランをはじめ、2018年4〜5月にはサム・スミスのヨーロッパ・アリーナ・ツアーのサポート・アクトをつとめるなど実力を磨いてきました。

 

特徴は、感情を揺さぶるソングライティングと、どこにでも居そうなシンプルな風貌と22歳という若さとのギャップが新鮮なハスキーで深みのある歌声。

 

彼の歌声は、英出身の歌手 Joe Cocker(ジョーコッカ―)を彷彿させるところがあり、ウェールズ出身のロックバンド stereophonics(ステレオフォニックス)の Kelly Jones(ケリー・ジョーンズ)のようなエモーショナルさも感じます。

シングル「Someone You Loved」が全英1位、MVも話題に

 

そんな彼の最新シングル「Someone You Loved」が、全英シングル・チャートで4週連続1位を獲得。

 

人気の要因のひとつにショートフィルムのような秀逸な作りのミュージックビデオも挙げられています。

 

彼の遠い親戚にあたり、英国アカデミー賞(BAFTA)を受賞した英テレビドラマ『Doctor Who(ドクター・フー)』の12代目ドクターとして知られるPeter Capaldi(ピーター・カパルディ】が主役として出演し圧巻の演技を魅せるとともに、臓器提供チャリティ団体”Live Life Give Life”とのコラボレーションで、臓器移植に関わる2つの家族の感動必至の実話を描いている同作。

 

最初と最後にピーター演じる男性がイヤホンで”何かの音”を聴いているシーンがあり、ミュージックビデオの中で交差する2つの家族のドラマの中でその音の正体がわかるストーリーになっています。

 

心臓移植のドナーとなり余命を過ごす妻に寄り添う主人公。

そして妻の死を乗り越えようとしているところに、移植によって心臓を受け取った母親のいる家族から手紙が届き会いに行くと娘から一枚の絵をもらい、そこには『お母さんを元気にしてくれてありがとう』と書かれています。

そして音の正体は、亡き妻の鼓動であることがわかるのです。

ディスコグラフィー

1st EP『Bloom』

Bloom - EP

 

2017年10月20日リリース。

恋人との別れを歌った悲痛なラヴ・ソング「Bruises」など4曲を収録した『Bloom』は、世界でのストリーミング回数が既に2億回を超える人気です。

2nd EP『Breach』

BREACH

 

2018年11月8日には、2作目となる4曲収録のEPをリリース。

1st アルバム『Divinely Uninspired To A Hellish Extent』

 Divinely uninspired to a hellish extent

 

2019年5月に待望の1stアルバムがリリース。

「Someone You Loved」をはじめ、シングル「Grace」や「Bruises」などヒット曲を収録したこれまでの集大成的な作品になっています。